Wordcount というサイトがあります。
インターネットで英単語がどれくらいの頻度で使われているか、そのランキングが載せられています。
今日出てくる単語はそのサイトでも上位に上がる単語ばかり。
でも、それぞれの言葉のもつ雰囲気を十分に理解する、それが出来れば、辞書を引いているだけでは見えてこない「豊かなニュアンスの世界」が見えてきます。
Monica: Would you let it go? It’s not that big a deal.もういいでしょ?そんな大した事じゃないわよ。
let it go を分解すると、「let」は「~を~させる」という使役動詞。Makeやhaveよりも強制力が薄い、「~しようとしているものをそのままの状態にしておく」、という、「許可」のニュアンスがある言葉です。
で、「go」というのは「(今いる場所を去って)行く」というイメージが常にあります。日本語の「行く」というのとは完全対応ではないのでご注意を。たとえば、「ごはんよ~」と呼ばれたときに「いまいくよ~」と言いたい場合は「I’m coming!」といったりします。「I’ll go!」だと「えっ、これから食事なのにどこ行くの?」となるのでご注意。
なので、「Would you let it go? 」という表現には、「もう話の話題としては終わっているんだから、フェードアウトするのにまかせたらどう?」くらいのニュアンスが入っています。
「It’s not a big deal」で、「たいしたことではない」。これが「It’s not THAT big deal」で、「言うほどたいしたことじゃない」とか「そんなにたいしたことじゃない」、となります。
Ross: Not that big a deal? It’s amazing. Ok, you just reach in there, there’s one little maneuver, and bam, a bra right out the sleeve. All right, as far as I’m concerned, there is nothing a guy can do that even comes close. Am I right?
大した事じゃないだって?凄いワザじゃないか。手を突っ込んで、指先をこちょこちょ動かしたらあら不思議、ブラが袖から登場してるんだよ?思いつく限りで男子にはそれと似たようなワザすらないよ。だよね?
「Ok」「Alright」には、「いい、もう一回整理しようか」みたいな雰囲気が。
「As far as~」は「~である限り」、「even」は「~さえ」くらいのニュアンス。
Rachel: Come on! You guys can pee standing up.
何言ってんの。男子は立ちながらおしっこ出来るじゃん。
Chandler: We can? All right, I’m tryin’ that.
え、そうなの?あとで試してみるわ。
「I’m trying that」が未来の話をしていることに注目してくださいね。今立ちションしているわけではない。
こういう風に進行形を用いて未来の話をすることは英語表現ではよくあります。
Joey: Ok, you know what blows my mind? Women can see breasts any time they want. You just look down and there they are. How you get any work done is beyond me.
あー、僕がスゲえと思うのはさ、女って見たい時にいつでも乳が見えるって事だな。下向いたらいつでもそこにあるんだぜ?他の用事をどやって済ませるのか想像もつかないよ。
Phoebe: Oh, ok, you know what I don’t get? The way guys can do so many mean things, and then not even care.
じゃ、じゃ、あたしがわかんないのは、男子がイケナイこと散々しといてから、事が終わると途端に素っ気なくなることよ。
「Get」は「自分から動いて、何かを取る」というニュアンス。この場合は「the idea」をとる、だから「わかる」という意味になります。日本でも「意味をつかむ」とか「音程をとる」とかいいますね。
(Long pause.)
Ross: Multiple orgasms!
今日解説したのはみんな、「超」がつく基本単語ばかり。でも、頻出単語だからこそ、日本語との小さなニュアンスの差が理解できない。でもここをしっかり理解することがやはり英語理解への近道です。なんといっても、頻出単語なわけですからね。