全米で最大のヒットを記録した、モンスター・シットコム、「フレンズ」。
残念ながら日本での認知度はイマイチでした。それはなぜか?
たぶんそれは、フレンズの笑いは文化依存度、言語依存度が高かったからだと思うのです。
文化依存度、言語依存度が高い笑いとは、なんでしょうか?
視点を逆にして、日本のコメディについて考えてみましょう。
例えば、ドリフの番組を外国人に見せた場合、テイストの違いを度外視すれば、あれがわからないという人はほぼゼロでしょう。
あの笑いは万国共通の、スラップスティックの笑いです。
寅さんなんかの哀愁笑いは?
あれもいかにも日本というフォーマットをとってはいるけれども、ことユーモアに関していえば、日本独特のものではないと思います。
アウトローの悲哀、かなわない恋の味、「ホーム」があることのありがたみ、こういうものから生まれる面白みは、人間であればだれでも共感できるものだからです。
では、文化依存度、言語依存度が高い笑いとは?
たとえば、先日の大晦日のダウンタウンの特番です。あれを見て笑える外人さんはいったいどれくらいいるでしょうか?僕は前述の二つと比べて格段に少ないと思います。
それは、あれを笑うには、竹内力や大地真央や梅宮クラウディアが日本で一体どういうポジションにいる芸能人かを知らないといけないからです。これが「文化依存度の高さ」です。
また、あの番組を笑うには、「どや顔」、「グダグダやんけ」、「さむっ!」などの辞書にのっていない日本語を理解しないといけません。これが「言語依存度の高さ」ですね。
ではそれを踏まえて、フレンズを見てみましょう。日本語字幕は禁止です。吹き替えなんてもってのほか。英語の生のニュアンスが、台無しになってしまいます。
ちょっとうるさいかもしれませんが、このブログでは(笑)が入っている箇所を中心に、これが「なぜ」ウケるのか、解説したいと思います。
あと日常会話で使える表現、ニュアンスをピックアウトして解説を入れていきます。
それを踏まえて、もう一度フレンズを見てください。きっと今までの二倍ドラマを楽しめるはずです。
では、早速シーズン1の第一話から。